もしグロ 〜もし管理栄養士の女性社員がヘルスケアアプリの「グロースハック」をしたら〜

これは管理栄養士からグロースハッカーに転身したとある女性社員の奮闘記である

第5話 たんたん、分析をする

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大切な前置き

 このお話はフィクションです。実在の人物や団体、事件などとは一切関係ありません。

埋まるダッシュボード、そして

 たんたんがダッシュボードを作ってから数週間して、その新機能はリリースされた。

 たんたんは期待を込めて日々ダッシュボードをチェックしたが、新機能の成果は残念ながらイマイチだった。ひどいというわけでもないが、社内で期待されている効果は下回るという状況だったのだ。

 そして、それはたんたんの出番がやってきたということを意味していた。

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第4話 たんたん、エンジニアに会う

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大切な前置き

 このお話はフィクションです。実在の人物や団体、事件などとは一切関係ありません。

たんたん、新企画の担当になる

 SQLを学んでデータ分析の闇を知ったたんたんであったが、その後は徐々にグロースハック作業にも慣れ、仕事にも余裕が出てきていた。

 そんな中、たんたんはよりーさんから新しい作業をお願いされた。

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第3話 たんたん、データの沼にはまっていく

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大切な前置き

 このお話はフィクションです。実在の人物や団体、事件などとは一切関係ありません。

たんたん、データを求める

 初めての失敗と初めての成功を体験したたんたんは、今日もグロースハックに精を出していた。

 ABテストの作業は地道ではあるが、正しいやり方で行っていけば着実に成果が出る。だからこそいろいろな企業がこのやり方を使っているんだろうなあと、たんたんはぼんやりと理解してきた。

 そして、たんたんは、本人が気づかないうちにグロースハッカーとして次のステージに進んでいた。

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第2話 はじめての、ABテストは苦い味

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大切な前置き

 このお話はフィクションです。実在の人物や団体、事件などとは一切関係ありません。

前回のもしグロ

 管理栄養士から突如アプリのグロースハックチームへの異動を命じられたたんたん。グロースハック。PDCAサイクル。新しい言葉を教えられたたんたんは、翌日から始まるグロースハッカーとしての生活に向けて覚悟を決めたのだった。

グロースハッカーたんたん始動

 翌日たんたんが出社すると、メンターであるよりーさんが準備をして待っていた。今日から本格的に業務が始まるとあって、たんたんも少々気合が入っていた。

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第1話 管理栄養士グロースハッカーたんたん爆誕

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大切な前置き

このお話はフィクションです。実在の人物や団体、事件などとは一切関係ありません。

突然の転機

 都内のF社に務める管理栄養士であるたんたんは、今日も管理栄養士としての職務に精を出していた。

 F社はヘルスケア領域で事業を展開するベンチャー企業である。もともとはオンラインでのダイエット指導からスタートしたF社は、オンラインでの実績を生かしてFUという名前のヘルスケアアプリの開発を行っている。

 FUはヘルスケアの情報を紹介する情報アプリであるとともに、日々の自身の体重の変化や食事などを管理できるレコードアプリでもあるという非常に便利なアプリで、F社の成長の大きな要因の1つである。

 さらにフィットネスジムの運営なども事業に加え、ヘルスケア事業の全般を行う企業としてここ最近で成長をしてきた。

 たんたんはそのF社の立ち上げ初期の頃から続いているダイエット指導に従事する管理栄養士の1人であった。人々を健康にしたいというF社の理念に共感していたし、その仕事内容に不満はなかった。今後もしばらくはそうして生きていくのだと漠然と考えていた。

 そんな彼女に突然転機が訪れた。

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